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セカンドラブ
第3章 ン
舌と舌をからませて、徐々に唇を開く。
そこに合わせるかのように、主任のキスが深くなっていく。
絶対にこのキスは初めてじゃない。
そう確信できる程の自信があふれるキスで
私の身体を刺激する。
記憶が俺を思い出せないのなら
身体で俺を思い出せ。
そう舌が言っているようで、怖くなる。
大きな手が私の喉元を優しくなでて
ゆっくりと鎖骨を親指でなでる。
その行為が親密すぎて
私の頭が着いて行かなくなる。
一瞬だけ。
ほんの一瞬だけ、このままこのオトコに抱かれたい。
そう思ったけど、
相手は主任だ!
そう思った途端、思わず両手が主任の胸を押した。
「ィ・・ヤッ」
離された口から、考える前に出たその言葉に
ビックリした顔で私を見つめた。
「ごめ・・ん」
主任が髪をかきあげて、目をつぶる。
自分自身を落ち着かせるように小さく息を吐きだした。
「ごめん。理性が飛んだ」
いつも落ち着いていて
ほんの少し、皮肉な主任は
そんな、理性をなくすなんて考えられなくて。
私は私自身のキスを催促した行為にも考えられなくて
主任に何も言葉を返せなかった。
ネクタイをゆるめながら、部屋から出て行く主任を
ただただ見つめることしかできなかった。
そこに合わせるかのように、主任のキスが深くなっていく。
絶対にこのキスは初めてじゃない。
そう確信できる程の自信があふれるキスで
私の身体を刺激する。
記憶が俺を思い出せないのなら
身体で俺を思い出せ。
そう舌が言っているようで、怖くなる。
大きな手が私の喉元を優しくなでて
ゆっくりと鎖骨を親指でなでる。
その行為が親密すぎて
私の頭が着いて行かなくなる。
一瞬だけ。
ほんの一瞬だけ、このままこのオトコに抱かれたい。
そう思ったけど、
相手は主任だ!
そう思った途端、思わず両手が主任の胸を押した。
「ィ・・ヤッ」
離された口から、考える前に出たその言葉に
ビックリした顔で私を見つめた。
「ごめ・・ん」
主任が髪をかきあげて、目をつぶる。
自分自身を落ち着かせるように小さく息を吐きだした。
「ごめん。理性が飛んだ」
いつも落ち着いていて
ほんの少し、皮肉な主任は
そんな、理性をなくすなんて考えられなくて。
私は私自身のキスを催促した行為にも考えられなくて
主任に何も言葉を返せなかった。
ネクタイをゆるめながら、部屋から出て行く主任を
ただただ見つめることしかできなかった。