この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セカンドラブ
第4章 ド
「主任。もう大丈夫ですから」
離れようとする私を、分からないぐらい微力でそっと抱きしめ直して

「無茶するなよ」

と再び耳元でささやく。

その声が、その手が私を大事にしてくれているんだと分かる。
きっと5年後の私はこんな風にいつも主任に守られて生活していたんだろうな。

主任が手を離す時、もう一度さりげなくかすった胸は
ずっとずっと主任の手の感覚が消えなかった。

そんな2人の雰囲気を変えたくて
他のことを考えようとして気が付く。

主任は今日も帰るコールをくれない。

「帰るコールしないんですか?」
思わず出た私のその言葉に、びっくりして
「思い出したか?」
嬉しそうに駆け寄ってきた主任を少しよけるようなしぐさをすると
「あ・・・あ。携帯の着信履歴か」

少しがっかりしたように笑う。

私の記憶が戻ったと思ったの?

この私じゃなくて、5年後の私が良かった?


/41ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ