この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エリュシオンでささやいて
第9章 Loving Voice
 

 本当に挿入したとは、この男!
 公開処刑じゃない!!

「馬鹿っ、須王の馬鹿!!」

 怒る声も甘さを滲ませてしまうのは、

「……は、すげぇ締まる。昨日してねぇから、俺もすぐイキそう」

 彼の悩ましい声に身体を熱く濡らしてしまうからだ。

「こ、こんなところで、イカないでよ、もうやめ……ぁぁあっ」

 熱い彼の抽送にあたしの身体が気持ちいいと悦んでいる。
 直接の彼を感じられるこの部分で、気持ちよくなりたいとざわめいている。

 あたしの身体が上下に揺らされる。
 下から奥深くまで突き上げられる。

 ああ、避妊具という薄い膜がついていないと、こんなに熱く生々しい彼の脈動を感じ取れて、幸せな気分になれるなんて。

 ふたりの甘い声が重なるのに、状況はあまりにシビアだ。

 ……他人の目がある。

「あっあっ、すお……っ、見られる。ねぇ、やだっ」

「いいんじゃね? これでお前が俺の女だと、証明出来る」

 ずん、と奥まで突き上げてくる。

「はぅ、ああっ、これは嫌、ねぇ嫌っ」

「しっ、来た!!」

 緊張して息を止めて身体を強張らせたら、須王が激しく突いてくる。

 淫らな音がやけに大きく響いてくる。

「ちょ、駄目、駄目、イク、イクから、激し……」

 感じたら駄目。
 イッては駄目。
 声を押し殺さなきゃ駄目。

 だけど気持ちよすぎて、あたしの理性が――。

 その時、手が外されて視界が明るくなった。

「嘘。誰がお前のこんなエロい姿を見せるかって言うんだよ」

 視界には誰もいない。

「だ、騙すなんて!」

「お返しだよ、可愛いもんだろう?」

 須王が茂みに手を伸ばして、前から粒を強く擦る。

「ひゃあああっ、駄目、それ駄目、須王……っ」

 仰け反るあたしを身体で抱きしめながら、須王が耳に囁いた。

「俺と……」

 上擦った声。揺れる視界。止まらない喘ぎ声。

「付き合って下さい」

 ……こんな時になんて、反則だって。
 
/1002ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ