この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エリュシオンでささやいて
第11章 Darkness Voice
  

「お前……っ」

 緩んでしまった唇は、須王の唇に奪われてしまい、慌てて目を開けたら、やけに甘くて優しい瞳が間近にあって、心臓が早くなってしまう。

「こら。変な妄想すんな。俺の理性をいちいち壊しに来るな」

「し、してないし。壊しに行ってないし!」

「嘘つけ。お前の顔、俺を誘ってエロいぞ」

「エロ……違うって!」

「夜、ちゃんと愛してやるから、今は我慢しろ」

「だから違うって!」

「あははは。ほら、続きするから。じっとしてろよ」

「え、なんの続き!?」

「お前が好きな、エロの続きをしてやりてぇけど、まずは化粧」

「あたしエロ好きじゃないって」

「へー、そう? だったら今夜、今まで以上に念入りにしてやらねぇとな。俺とのセックスが好きになる、エロい女になれるよう」

「なっ!!」

 須王と話していると、さっき泣いて辛いことも忘れてしまう。

 エロを連呼されて怒っていると、最後の仕上げとばかりにリップを塗り終えた須王が、言った。

「終わった。目、開いて」

 アイシャドウをつけた瞼を上げると、須王が微笑んでいる。

「キスしてぇくらいにいい女」

「あ、ありがとう」

 どんな顔になったんだろう。
 恐らくはいつものあたしの化粧とは違うんだろう。
 なにせ王様直々の化粧なんだし。

 と、思っていると、須王が横から両手であたしの腰に手を回して抱きしめてくる。 

「今ここで速攻お前にディープかまして、お前を啼かせて、お前の最奥を貫きてぇけど、猿にならねぇよう抑えている」

 王様直球。
 だからなんで、そんなものにも反応するんだ、あたしの乙女心!
 
/1002ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ