この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エリュシオンでささやいて
第12章 Blue moon Voice
 

 須王を愛すのと同時にあたしも須王の視線で愛されていた。
 舐めれば舐めるほどに、須王に口淫されている気分に陥っていたあたしの蜜壷は、熱い蜜で溢れて須王のそれに垂れ、それをまぶすように掌で軽く扱けば、須王が掠れた声で言う。

「やらし……」

 その流し目は破壊力満点で、またじゅんと濡れて垂らしそうになる。

 そしてあたしは、上からゆっくりと腰を沈めて須王を呑み込んでいった。

「ん……」

 まだ半分というのに、彼の熱さと堅さを胎内で感じると、ぞくぞくして身悶えてしまう。ぎちぎちとあたしの中を押し分けて、奥へと進んでくる感触に、自然と唇から悦びの声が漏れて、繋がったこのままで死んでしまいたくなる。

「ああ……気持ちいい……」

 あたしが須王を受け入れる側の女でよかった。
 この一体感と充足感を感じられてよかった。

「は……ん……」

 せり出すあたしの喉元から、震えるような喘ぎが止まらない。
 同時に無意識にぎこちなく腰を揺らせば、それだけで白い閃光が散って弾け飛びそうになってしまう。

 須王は憂いを帯びた目で、はしたなく悶えるあたしをじっと見ていたが、息が荒く、あたしも同調したように呼吸が乱れる。

 その半開きの唇が欲しくて、あたしは上半身を須王の身体に密着させながら、自分から須王の唇を奪う。
 熱い視線を絡めたまま、下半身は繋がったまま、ちゅくりちゅくりと静謐な部屋の中に響くその音は、あたしのねだるような甘い声が混ざり、須王の舌を求めてねっとりと絡み合う。

「も……いい?」

 須王が切羽詰まった声を出す。

「俺、お前のエロさにやられて、限界なんだけど」

「……っ」

「なんでそんなに、俺が好きで仕方がねぇっていう蕩けた顔で、繋がるわけ? お前俺をどうしたいの?」

「あたしだけのものにしたい」

 きゅっと締め付けた胎内の須王が、大きくなる。

「お前だけのもんだろ、俺は」

 欲情に蕩けたダークブルーの瞳は、月明かりにさらに青く見える。

「出会った時から、俺はお前に囚われているんだから」

 そう、睦言のように囁きながら、須王は下から大きく突き上げてくる。
 
/1002ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ