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エリュシオンでささやいて
第13章 Moving Voice
「……すお……すお……ぅ、いじめちゃ、いや……っ」
下から揺さぶられながら、片言な言葉で懇願すると、須王があたしの乳房も潰れるほどにぎゅうっと抱きしめながら、頬にちゅっちゅっと口づけをして、嬉しそうに言った。
「お前、中でも凄く感じるようになったな」
須王も感じている証拠のハスキーボイスで。
「お前の中、すげぇ熱くてぬるぬるで、きゅうきゅうしてるんだ。一気に昇天したい誘惑と、すげぇ戦っているんだぞ、俺。俺の理性、半端ねぇな」
そんなこと、言わないでよ。
繋がっているところがカッと熱くなって、蕩けてくるじゃない。
「お前の中、うねって絡みついて……俺が好きでたまらねぇっていう、俺を求めてやまない……そんな中になっている。……最高だ」
須王はうっとりとした顔に、熱を孕んだ目を細めながら言う。
「……っ」
「お前の中もすげぇ好き。こんなに愛してくれるなら、俺もとことん愛したくなる。枯れ果てて萎もうが、お前の中から出たくねぇよ」
だから繋いだまま寝たのだと、彼は微笑む。
あ、駄目。
「こら、喜んでそんなにきゅうきゅう締めるな、よ……。俺、お前の攻めに、イキそうになるの、すげぇ我慢してるって言っただろう?」
汗と共に色香を纏う須王は、苦しげな顔ですら壮絶に色っぽくて、あたしの身体がざわざわする。
狂ってしまうと思うほどに、内からも外からもなにか渦巻いていたものが、解放されたいと一気に動き出す。
「須王……っ、もっと……ちょうだい」
あたしは自然と腰を揺らめかせて、そんなゆっくりの動きでは嫌だと、もっと愛して欲しいのだと、須王におねだりをする。
「本当にお前、可愛いわ」
「……っ」
「顔も性格も、セックスまで可愛いの三冠達成してるなんて、本当にお前反則だろ」
須王の手があたしの尻を掴み、あたしの動きとは違う左右の動きをする。
角度が変わって、あたしの弱いところに硬いので擦られ、悲鳴を上げる。