この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
エリュシオンでささやいて
第14章 brighting Voice

「言えよ、柚。言えばやるぞ、お前の欲しいもの」

 意地悪な顔すら妖艶で。
 どこか切羽詰まった色も浮かべているのに、彼は余裕だ。

 悔しい……そう思うのに、吸い込まれそうな彼の瞳に、逆らえない。

「……い」

「ん……?」

「欲しい……」

 蚊の鳴くような声で懇願してしまう。

「なにを?」

「須王の……」

「俺のなに?」

 ああ、もう……。

「須王が……一番感じるところ。あたしが……一番須王を感じられるところ。須王と繋がれるところ。あたしが妊娠出来る……」

「……お前、ヤケになって言うなって。近い将来、俺とお前の子供を作る、大切なところだろう?」

「……っ」

 いつの間にか避妊具の用意をしていたらしい須王が、いきなり硬い剛直をあたしの中にねじ込ませてきた。

 そして光を浴びてあたし達は、繋がる――。

「あ、ああっ、須王、すお……」

 天使のように煌めく須王に手を伸ばす。

 なにかデジャヴを感じながら、離れていかないようにと、須王を請い願う。

 もっと欲しい。
 もっと須王を感じたい。

 譫言のようにそう喘ぐと、くっと苦しそうな顔をした須王が苦笑して、あたしの身体をふたつ折りにした。

 須王の双肩にあたしの両足をかけると、ぐっと奥深くを穿つようにして、腰を動かしてくる。

 ずんと、さらに彼の硬い先端があたしの奥を拡張して抉る。

「ああ、すお……深……っ、奥、奥が……っ」

 最奥まで抉られる感覚に、あたしの全身が総毛立つような快感が走り、言葉もままならない。
/1002ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ