この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第2章 心の中の戸惑い



早乙女氏の方が、遠藤を抑えて…
俺は早乙女氏に一礼してから、美紀さんが居る寝室へと足を踏み入れた。



会った途端、美紀さんの驚きの大声…
これはかなり安定していると見て間違い無い。


とは言え、まだ安心は出来ないんだが…



「ほれ、手を出して」


「??」


不思議そうに手を出す美紀さんに、俺は恒例のポケットの中から、新薬を取り出し美紀さんの手に……



「凄いの持って来たね」


「・・・
ほら、俺の上司偉いから」


「聞いてないし・・・」


まあ‥言って無い‥言えなかったが本当のところだったが…
美紀さんが重要人物指定となった今、かなりの部分の情報公開が出来る‥それだけこの指定は重いし、立場が跳ね上がる。



「俺の?
大統領補佐官だけど??」


・・2度目の大声…
気持ちは分かる気持ちは…
そんなに上とは思っていなかったって事も……


そこは後々説明すれば良いし…
今は別の問題。


もしかしたらと用意した、これとは全く関係無い別の新薬…
まだ帰国前に、美紀さんに頼まれた物の最新薬。



「オリバーさん…」


「なんだぁ??」


「・・ありかとう」


「・・・
お‥‥おう・・・」


初めて聞いた…
美紀さんからの、ありかとうという言葉……


それも、穏やかそうに笑って、やさしそうに…
俺、言葉に詰まって‥少しだけ鼓動が早い‥‥だからあんな素な言葉が出たのか??



「・・・
本気で美紀さんの事心配した」


「オリバー‥さん」


美紀さんに何かあったら、そう思うだけで不安と心配だったんだ俺。


殺人ドラッグと言われてるのを打たれて、もし美紀さんがドラッグに耐え切れ無かったら…
もし、美紀さんを失ったら、俺は‥‥それが怖かった、どうしてか分からないけど怖かったんだ。


だからこんな無茶な事をした、怖いという気持ちが初めてで焦った。


/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ