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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第3章 心の中の葛藤
オリバーさんに連絡を取った結果、本当に荷物整理をゆーさんに任せ、ぁたしは少しの間ワシントンに滞在する事に決まった。
とは言っても、残り日数も少ないから、殆どホワイトハウスに缶詰め…
何となく見越されていたらしく、オリバーさんは1部屋しっかり確保していてくれていたし……
お陰でLittle Witchの仕事をしながら、個室で気兼ねなく過去の公式文書を読み耽る事が出来る…
そこはオリバーさんに感謝。
「・・だけど飽きない?
文字ばっかりだろそれ??」
「飽きないけど…
どんな流れでとか、どう結論に辿り着いたか、1つ1つ違うから面白いよ」
「俺なら飽きそう……」
奥の少し広いデスクの端末に向かっているぁたしと、手間の備え付けのソファーに座っているオリバーさん。
ホワイトハウス内の職員用の個室らしく、端末から少々の話し合い程度の場所…
それに若干の給湯室と‥日本で言えば、議員会館の代議士の個室並。
ちょっと広いけど、動かないで資料を見れるし、簡単な食事も取れる…
うん、籠もるには良い感じ。
「元々経済学専攻だよ私、こういうのって幾ら見ていても飽きないの」
「流石に経済学はなー
俺、次官仕事くらいしか携わり無いなぁ…」
「経済アドバイザーでしょう私は…
過去の判例は、幾ら頭の中に叩き込んでおいても損はないし、なかなか見れる物でもないしね」
「経済より外交率高めだろうに…」
確かに外交率高いですよ!
此処にWitch of the fingertipが居るって広まったのが原因だけど、ドンドン会合入れたのオリバーさんでしょう?
「外交会合嫌いじゃないよ、それだけ私の実務と実績に繋がるもの…
今の私に絶対的に足りないものは実務経験でしょう?」
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