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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第4章 心の中の狭間



「いっ!?
俺、なんか変な事言った!?」


「・・・・・凄く」


美紀さんは堪え切れずに大笑い、と言う事は天ぷらは回らない物なのか・・



(・・・でも‥‥)


久しぶりに、こんな自然な笑い方を見せてくれた…
最近‥特に今回ホワイトハウスに来てからは、こんな笑いは見せた事が無い。


俺の勘違いも良い方に向いた訳だ…
やっぱり美紀さんは、こう表情明るく笑っている方が似合う。



「・・なぁ美紀さん‥」


「くすくす‥
えっ?何??」


思い切って言ってみるか・・・



「少しは外に出ないか?
ほら、今回こっちに来てから、外に出て無いだろ…
リフレッシュも兼ねて散歩とかさ」


「あ‥‥うん・・
そうだよね、夢中で外に出る事も忘れていたかも・・・」


「夢中になるのは良いんだけどな、多少は身体を動かさんと…」


「それも分かってるよ…
今日はまだやりたい事があるから、明日で‥良いかな?」


「おぅ!
任せておけ、ついでだからワシントン観光してやっから、全然見て無いだろ?」


「・・空港とホワイトハウスとホテルの往復・・・
でも良いの?
またボディーガードとか・・・」


「俺1人居れば十分、任せて美紀さん?」


「うん‥ちょっと期待してるよオリバーさん」


期待かぁ…
良い言葉だな……


って、感傷に浸る前に、俺も明日の行動予定表作成して提出しないと。



「ごちそうさま‥
予想外の天ぷら美味しかった」


「そりゃあ良かった…
俺も旨かったしな」


テキパキと後片付けをする美紀さんに、先ほどの欠片は微塵も見当たらない。


やっぱり『無理してないか』は禁句だ…
こう‥美紀さんも俺も気まずくなる。


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