この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第5章 心の中の焦り



こう‥警戒心丸出しというか、俺が美紀さんと会った後は、更に渋い顔をされたし…



(あのパーティーのエスコート役って話だった)


後々、美紀さんが一時帰国から戻って来てから聞いた話。


その遠藤は、美紀さんとは遠縁で早乙女氏の第1秘書…
エスコートって事は婚約者か、美紀さんの思い人かと思ったら、それは違った。



『それって根本的な勘違いだし、私の性格というか、Little Witchの事がバレない為の芝居だもん…
危機回避もあったんだけど、失敗しちゃったしね』


と、美紀さんの談・・


早乙女氏が見越して、あの遠藤という男を付けたのが正解らしい…
立場上は、婚姻出来る中で一番最適な人物だった‥‥それだけだよと美紀さんは笑っていたっけ。



(・・本当に、それだけなんか??)


美紀さんの考えはこうだが、早乙女氏の考えは?


あの人の腹の内は読みにくい、いやいや読めるもんじゃ無い…
怒らせたらヤバい人物、それが早乙女氏。


客船内の首謀者達を、あっさり外戚だから構わんと米国に引き渡すし…
早乙女氏だって、首謀者達がどんな扱いを受けるか予想は付いている筈。


それを理解した上で簡単に引き渡した、米国との取引材料の為に…
相変わらず、早乙女氏のやり方は怖いものがある‥更に言えば、引き渡しの件は美紀さんには教えて無いらしい。



「・・・
オリバーさん‥」


「・・へ?」


何か俺の顔を見て、怪訝な表情‥‥だよな?



「考え事をしながら食べてるから、口の回りケチャップだらけ‥‥‥」


「いっ!?」


ヤバっ俺とした事が!


しかも考え事ってバレてるし…
だから俺、そこまで分かりやすかったか?



「・・・すまん‥」


とりあえず口の回りは拭いたけどさ、最近俺‥表情出過ぎだ・・・


/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ