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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第6章 心の中の後悔
「・・・
私もオリバーさんみたいな目をしていた…
私を助けてくれる人間なんて誰も居ない、私自身が周りを‥全ての大人を否定して、1人夜の街に紛れ込んだ……
酒・煙草・薬・不特定多数の男とのセックス‥毎日がそんな生活・・」
「・・美紀さんが……」
流石にオリバーさんも驚いた顔をしている…
そうだよね、この話は避けて言った事が無いもの。
「何人もの男と寝た…
米国的にはなんて言ったら良いのかな?
ストリートギャング?
街の路地裏や廃墟にたむろっている連中‥そんなのにも付き合い、夜な夜な隠れバーで男を見付けてはセックスし捲った」
「・・・・・」
「そして、それをネタに脅され……」
立ち上がりバサッと上着を脱ぎ捨て、中のブラウスも脱ぎ、ブラのホックも外す。
髪は上げているから、オリバーさんに背中を見せるぁたし‥‥
夕暮れ過ぎの薄暗い部屋の中でも、背中の傷痕ははっきり見える筈・・
「・・・傷・・・」
「そう…
本当は身体中に無数にあったよ、脅された奴に縛られ鞭打たれ殴る蹴る…
そして最低な陵辱の繰り返しで‥散々犯された汚い私の身体・・」
「それは……」
「そこまでして逃げたかった理由は1つ…
私が犯してしまった罪から逃げる為、罪を背負うのは私1人で良い‥そう思ったから」
「罪??」
「オリバーさん前に言ったよね、右指のリンク…
ペアリンクで当たりだよ、この片方は・・・・・紀永が持っている・・・意味‥分かるよね?」
ゆっくりと、オリバーさんの方に振り向く…
オリバーさんの方は、驚き過ぎたのか意外だったのか表情すら無い。
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