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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第8章 心の中の克服
「改ざんしようが直ぐ見抜くだろ早乙女氏なら、こういう時は巻き込むが一番良いと思うがなぁ…」
「巻き込まれるタイプでも無いでしょう?
それじゃなくても、本社の会長室を任せたいとか何とか言ってたし…」
ぁたしの希望とは全然違う話だけど‥‥
「それくらいの能力があるだろ美紀さんは‥」
「そこが問題じゃ無くて、私は1社員からやりたい‥ちゃんとした社会人それが私の希望」
「しっかりやってると思うがな俺は‥
ホワイトハウス内でさえ負けてないしなぁ‥‥」
「・・それって変則だと思わない?
紀永が言う会長室の事も…
既にWitch of the fingertipや早乙女の名からスタートだもの、周りは初めからそういう目で見てる」
それは、ぁたしが求める実力とは少し違うと思う…
ぁたしは自分の力で実力を付けたい、その為には1社員から、普通の努力をした方が良いと思う訳。
「だがな、早乙女から偽名はキツいぞ?
そして、あの早乙女氏だ、しっかり準備と正当性を主張しないと、話は通らない‥違うか美紀さん?」
「正当性より準備かな?
お膳立てが揃っていれば、落とす自信はあるもの…」
「あるのかよっ!?」
「無ければ、こんな事考えてないよ…
でも準備‥偽名かぁ‥‥
履歴書は良いとしても、入社には住民票が必要・・・・・・・あっっ!!」
「んっ!?」
急に大きな声を出したから、オリバーさん飲んでた牛乳を吹き出しそうになってる‥相変わらずのオーバーリアクション。
「1つあった・・」
「偽名?」
「偽名って訳じゃ‥‥
いや、今使ったら偽名になるよね」
「今ってなぁー」
だって、ぁたしは今‥早乙女美紀だもん。
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