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第11章 外側と内側

メインの私は此処で泊まり込み‥
藤堂は自宅が遠いという事で、オフィス近くのホテルで、サーバー交換が終わるまで待機する事になった。



「さて‥‥
空き時間は本当に、使用契約の選別に費やすとするかね‥」


随時監視しているセキュリティーシステムとは別に、本宅サーバーへアクセス・・



「・・・
やれやれ‥数日でまた増えたもんだ‥」


やはり、あの早く帰った夜に、無理にでもやれば良かった‥
あんな思いをするくらいなら、端末に向かっていた方が幾らかマシだったとは思う。


マスターとの約束の方は、既に葉山が手配済み‥


本人が行動を起こさない限り、こちらも手が出せないから、今張り付き中‥そう報告が来ていた。


この話は、これで十分‥
後は本人が動くのを待つばかり・・・・



「NASAは先に契約したが、あまり減らない‥か‥‥」


プログラムの方は依頼だけが更に増え、選別作業に時間が掛かる‥
依頼して来る企業は増える一方で、そろそろ止めないと収集が付かなくなりそう。



「数十社もあれば十分だったんだが・・・」


リストを見ながら思い悩む、何処まで契約を結ぼうかと‥
なるべく大手‥それもこのプログラムを完全に使いこなせる企業が理想的、そんは企業はそう多く無い。


ザッと見て、これはというのにはチェックを入れている、後は少々裏ルートで企業の内情の確認作業。


完全に信用出来るところしか、契約は結ばないつもり‥だから手間が掛かる・・・



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