この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第14章 対立と供託



どうやら朔夜叔父は、本当に驚いたらしく‥口調がかなり前‥
本宅を飛び出して、やんちゃしていた頃に、戻ってしまっている事に気付いて無い。


私も言う気は無いが‥‥



「・・・
生きている内に、会長としてのノウハウを教える‥
祖父が私に提示した条件はこれ、後本宅に戻れと‥‥」


「あんの糞親父‥‥
それで? 教えて貰ったのか、お前が大人しく‥」


「教えて貰ったよ‥
殆ど‥全てかな?
本社大改装という、とんでもないオマケ付きで‥‥」


「この改装も親父かよ‥」


「・・生きている内に、やれる事はやって置きたいそうだ・・・」


「生きている内ってなぁー!」


「・・・
・・末期癌‥転移が進行し過ぎていて、既に手が出せない状態らしい‥
私が祖父とこの話をした時、祖父自身が保って1年だと‥‥
今はもう‥殆どベッドの上、口は相変わらず動いているがね・・・」


「ちょっと待て紀永!
親父‥そこまで悪かったのか!?」


「表向きは自宅療養、これ以上公表する気は無いと‥
それと病院には入らない、それが祖父の意志‥‥
医療器具は本宅に、ある程度揃えてある、私は祖父の意志を曲げるつもりは無い」


やはり朔夜叔父には、何も話していなかった‥
祖父らしい決断‥‥



「・・・
本当に糞親父だ・・・」


「見舞いくらいは来て欲しい‥
ああ言っているが、朔夜叔父にも、恵美里叔母にも会いたい筈だよ‥‥」


「・・言われなくても分かってる‥
その内顔を出す‥最後の最後に糞親父と言ってやらなきゃ腹の虫も収まらん」


「糞親父‥ね‥‥」


こう言っているが、祖父と朔夜叔父の仲は、そこまで悪いものじゃない‥
頑固に、祖父を突っぱねていた私から見れば、まだ良好な方。


/256ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ