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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第15章 栄光と影



「そうだな・・・」


私は、ゆっくりと備え付けのソファーに座る・・



「私をその気にさせれたら考えよう‥
それで良いかね?」


「そう来るのね‥
分かったわ、その気にさせてあげる‥‥」


「ただし、キスは嫌う‥それだけは覚えておいて貰おう」


こんな時こそ冷静に‥
それが、祖父から教えられた事の1つ‥‥



「構わないわよ、その気にさせる方法なんて、幾らでもあるもの‥」


「さあ‥‥‥」


女性社長は、私の前に跪き手っ取り早くと、ズボンのジッパーを引き下ろす。



(直接的か‥
的は得ているが‥‥)


どうやら男性皆、肉棒に刺激を与えれば、その気になると思っているよう‥
こういう時の私は快楽とは別、逆に女性の浅ましさを嫌悪するというのに‥‥


肉棒を出され、しゃぶられても、私の方は知らん顔‥
20代前半は、我慢をすればまだ反応はあったが、今は快楽とすら思えない。



「んっ‥んんっ‥‥」


着飾った派手なスーツで、こういう事をされても、私の気分は萎えるだけ‥
私自身、此処まで冷めた感覚だったとは思わなかった、やはり原因は前の薬の一件か‥‥


手痛い思いをすると、色々と学習するもの‥
普通なら性的反応をする行為でも、私に取ればあの薬を仕込んだ女性と、さして変わらないらしい。



「・・・
幾らやっても無駄な事だ」


「どうしてそう言い切れるのよ!?」


何をしても反応しない私に、苛ついた顔で見上げる女性社長‥
まあ‥想像通りだが‥‥



「私にその気は無い‥
現に私のモノは、反応すらしていないのだから」


「初めっから役に立たないんじゃ無いの!?」


「それは流石に失礼だな‥
私とて女は抱く、ただし仕事以外でだ‥‥」


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