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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第17章 孤独と希望



「私としては変わらないとは思うよ?」


「なんて言ったらいいのかな?・・・嬉しそう??」


「美紀と居れて嬉しいけどね‥」


「そうじゃなく‥‥」


美紀がクルッと、私の方に振り向く‥
何となく思案顔?



「なんて言ったら‥
そう!遠足が待ち遠しくて眠れない子供みたい?」


「そう‥見えるかい?」


当たらずとも遠からず‥
近頃の美紀は、私の事を良く見ている。


倉原の方からの返事で、約束の日に直接早乙女邸に、とは遠藤から連絡を受けた。


私とて、18年会っていない娘との再会‥
いったいどうなるか分かりはしないが、楽しみで無いと言われれば嘘になる。


出来る事なら、今目の前に居る美紀と3人で、早乙女邸に暮らせれば‥
それが私の理想の形。


成人さえ超えてしまえば、年の差はあまり問題視されない‥
後数年、このアトリエだけというのも辛いが、不用意に外に出てしまうと、美紀の方が不味い。


未成年という制約‥
どんな理由であれ、未成年というだけで、何かあれば世間の風は冷たい。


だからこそ、敢えてアトリエ内だけに留めているのだが‥‥



「遠足じゃなかったら夏休み??」


「そうくる‥
まあ少し、待ち遠しい事があるのは確かだけど、今の私は美紀とこうして居るのも‥‥」


「それなんだけど季永さん‥」


「??」


「家の方が五月蠅くて、1週間くらい来れないかも知れないの‥」


「それは仕方無いのでは?
美紀にだって、家族はあるからね」


「・・・・・うん‥
でも、なんで今更‥‥」


最後のシグナル‥
これを美紀の家庭だからと結論付けたのが、一番悪かった‥もう少し親身に聞いていれば・・


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