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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第17章 孤独と希望



そして‥‥積み重なった偶然と奇跡が起こした悲劇・・・



「う‥うそ‥‥」


倉原に連れられて来たのは・・・



「‥美‥紀‥‥」


「季‥永さんが‥‥実の‥父親‥‥」


「美紀‥私は‥」


何か話そうと、美紀の前に立ったが、美紀の方はビクッと身体を震わせたまま‥‥



「すまない‥
名前を聞いた時まさかとは思ったが‥こんな事になる‥なんて‥‥」


私は‥知らぬとはいえ、実の娘と‥‥‥



「季永さんが‥」


「本当は早乙女紀永‥
美紀と言う名前は私が付けた‥‥」


私は倉原に渡す前に、美紀という名前を付けた‥
私の名前の一文字を取って‥‥



「父親‥だったなんて‥そんな‥‥‥
嘘‥‥‥」


愛したのが実の娘だった‥


近親相姦という罪‥‥


それでも私は‥‥‥



「美紀‥
確かに私は美紀の父親だ‥
けど‥‥」


私は‥美紀に手を伸ばすが、美紀は手を伸ばした瞬間、私から後ずさった・・・



「いや‥‥」


「‥美紀‥‥」



「いやぁぁぁ-----!!」


「っ!!」


心からの拒絶‥


両耳を手で塞ぎ、目を閉じその場に座り込み‥‥


声を掛けようとした途端、美紀は此処に居たくないと言わんばかりに、執務室を飛び出してしまった・・・・・




「私は‥‥なんて事を‥‥‥」


あまりにもの衝撃に、その場に立ち尽くして動けない私‥


何故気付け無かった‥
いや、何故気付こうとしなかった!?


美紀は何度もサインを送っていたのに、私は美紀の家庭事情と見ない振りを‥‥



「・・会長!
美紀様が!?」


慌てて入って来た遠藤を見ても、私の足は動こうとはしない‥



「私や倉原主任の静止を振り切って、屋敷の外に‥
そろそろ正面ゲートかと!?」


「・・・
そのまま‥行かせてやって欲しい・・」


私が言えたのは‥これだけ‥‥


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