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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第18章 帰国と未来
「最低限の用意はしたが、使う事になるのか‥」
ああ言っていた以上、美紀からのリアクションは絶対にある‥
その程度は私にだって読めるから、こうして先手を打った。
"コンコン"
「失礼します会長‥」
「おや?
3階に来るのは珍しいね葉山??」
「遠藤が美紀様のお迎えに行っていますので‥
それと、美紀様からのお申し出の件、私で宜しいのでしょうか?」
帰国後、少し早乙女関係を教えて欲しい、これは美紀が言い出した事‥
社会に出る上で知らないでは通らなく、1ヶ月くらいで早乙女関連の方は、本気で覚える気満々。
「葉山が一番適任だと思うが‥
現状、早乙女関連に一番詳しいのは葉山だ‥‥
だがね、美紀の習得スピードは異常並、今回こそは葉山も覚悟をした方がいいよ」
「美紀様に遠藤のような事はしません‥
あれは事情が事情だったまでです」
「そうかね‥
ある意味、遠藤より大変だよ美紀は‥‥
頑固という点なら、遠藤の上を行くし、気になるととことんタイプ‥まあ、負けない事を祈るよ葉山??」
「薄々は‥
教授も負けましたし、これは本格的に資料を全て集めてから臨みませんと、私の方が分が悪そうですか‥‥」
負かしていたのか美紀は‥
それは私も知らなかった、本当に何処まで伸びるのか‥美紀に関して言えば、まだまだ未知数。
「そういえば、もう少しで着くのだっだね‥」
「はい、到着は朝1便‥
そろそろお着きになられるかと、本日は業務は入っておられませんので、何処かに外出でしょうか?」
「いや、移動で疲れていると思うから、外出予定は立ててはいない‥
簡単に抜け出すと、遠藤と葉山に怒られるし、大人しくしているかな?」
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