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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第5章 努力と結果
努力は必ず結果を生む。
高速化プログラムの他に、高速化に伴うスキャニングプログラムも公開…
この2つになり、契約と収益は増大の一途。
「早乙女課長」
「堀之内課長??」
珍しい、社内システムの堀之内課長が何故此処に?
「少し相談なんだが、これを見て欲しい」
「上からの書式ですか…」
受け取って内容を確認‥なのだが・・・
(そういえば言っていなかった・・・)
内容はKIEIのプログラムの導入予定の話…
さて、どうしたものか・・
「これ預かっても?」
「早乙女課長なら構わないと思うが、まだ内密らしい」
「・・・
少々考えがあるので…」
こうなれば、一番マトモに話が出来そうなのは朔夜叔父‥いや早乙女専務。
仕方が無いから話を通すか…
もう少し先の話だと思っていたのに……
「・・・
俺は早乙女課長だと思った」
「・・え?」
「このKIEIという人物、独自展開はしているが、何となく‥か‥‥」
「さあ・・・
例え私だとしても、本社とは関係ない事でしょう」
「なるほど・・・」
この説明で、堀之内課長は引き下がった…
多分バレているとは思うが、それを口に出す堀之内課長でもない。
(問題はこっちか…)
正式にアポイントを取って重役フロアーへと向かう…
本当は、あまりこの場所には来たく無い‥会長に父、そして皇副社長‥‥あまり会いたい面々では無いからだ。
"コンコン"
「失礼します・・・」
「珍しいな、お前が此処に来るなど・・・」
「必要があった為、好き好んで来た訳じゃ無い」
早乙女専務とは割とタメ口、これは子供の頃からの癖と言うか、この専務に散々くっ付かれた結果。
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