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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第6章 紀永と季永



「・・・
この店の女全てと言ったらどうする?」


「面白い保証だ…
店の女共か‥そんな条件は初めてだ」


「別段構わんものだろう?
此処で好きに遊ばせて貰おう」


相手を逃がさない為、そしてこちらの動向を知られ無い為‥女という餌で、この店を監視していたい。



「良いだろう…
これからも好条件の取引相手になりそうだ、直ぐ女共はいるか?」


「そうだな・・
なるべく良い女を願いたいもの、私だとて好みくらいはある」


もう一度、カランと氷を鳴らしてグラスを置いてしまう…
用心の為、備え付けの酒は飲まない。



「・・・
本当に良い判断力だな、別の酒を用意させよう、それに女も…」


「そうか・・・」


やはり当たり…
あんな家に産まれたせいか、こういう感は良く働く。


主人がボーイを呼び、変わりの手付かずの酒と女を数名連れて来た。



「好きなのを…」


「そうだな‥一番端の女を…
後、一度抱いた女には二度と興味が無い‥‥精々私を飽きさせない事だ」


今度こそ、ニヤリと笑い酒を口にする…
交渉成立‥後は酒と女で遊んで待つだけで良い。



「では、こちらは準備があるのでな」


「ああ…
好きにさせて貰うさ…」


主人とボーイが出て行った後、残るは私と女のみ…
多分に監視カメラは仕掛けられている、おかしな行動も出来ない‥か‥‥



「どうせ裏で男とヤっているのだろう…
私を喜ばせる方法くらい分かるな?」


「・・・はい、失礼します」


ソファーの下に女は座り、ファスナーを開けて私のモノを取り出し、躊躇いも無くしゃぶり始めた・・・



(これだから女は‥いや男もか‥‥)


愛情が無くても女は抱ける、それが男の本能…
今、此処に居る女も、割り切れば簡単に抱ける‥一度きりだが。


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