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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第7章 本社と系列
3ヶ月程掛かり、漸く基礎プログラムは完成、すぐさま特許と登録を申請・・・本社からの横槍は‥無かった・・
「・・先ずは、正式公表と企業展示会ブースに参加する為に、サンプルプログラムを作って欲しい…
期間は2ヶ月、その中で一番出来が良く汎用性に適している物を採用するからね」
「どう作るかは、俺達次第と言う事ですか?」
「そう・・・
今は基礎段階、可能性は個々無限にあるとは思わないかい?」
「全員‥ですか?」
「ああ・・
今手掛けいる仕事の間で構わない…
誰と選ぶのでは無く、全員の方が公正だと私は思う」
社員全員を集めての会議、とはいえ少数精鋭の会社だ、全員にチャンスを与えるのも、企業力アップに繋がる‥そう踏んだからこその提案。
そして、やる気がある無いを振り分ける為の策…
少数なだけに、やる気が無いのまで雇っている余裕は無いのだ、そろそろ社内改革も終盤戦‥新卒や引き抜きを入社させる為にも、能力評価は重要。
普段穏やかそうに見せ掛けていたのも、この能力評価の事実を隠す意味合いもあった・・・
2ヶ月後のサンプル提出率は上々、流石に何かを感じ取ったか?
「数名は他に回さないといけない…
本社と交渉をしてるが、本当の受注専門の会社になりそうだ」
系列子会社と言う事で、本社経由で人事異動は出来る…
いきなり解雇では納得いかないだろうし、社の評判も落ちる。
上手く本社を利用しつつ、こちらは美味しいところだけを取る…
それに躊躇いなどは不要、実力主義‥これもまた企業の1形態。
「そしてサンプル候補は……」
1人、私に似た考えの持ち主が居た…
端末もスマホもという私の考え、それに似たのがセキュリティーソフトを購入すれば、スマホセキュリティーも同時に付いて来る‥それもプログラムはそれぞれ専用に別。
「・・これは使えるね、それに能力も高い」
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