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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第8章 仮面と憩い



(・・普通だからか??)


杉田季永が街で普通の女性を求める…
もしかしたらバレるのではという背徳感‥早乙女とバレたら、女性はどんな反応をするのだろう?


そう‥昼間の山崎君のように、かしこまり別人と言う言葉を鵜呑みにする…
早乙女直系が、街で遊ぶ筈が無いという先入観‥それが人の目を狂わす・・・




「・・もう‥こんなに濡れて‥‥期待してる?」


「そんな・・んはぁぁっ!」


スルッと肌を撫で下ろし、手は中心の秘裂の中へ…
女性でも感度は様々、彼女はまあ‥濡れやすい方か……


指2本を潜り込ませ、少し引っ掻くように抽挿…
濡れやすいが感度は普通、大概の女性なんてこんなもの・・



(私を本気で満足させてくれる女性は居るのだろうか?)


身体‥欲望だけでなく、心すらも満足させてくれる女性・・・


私は未だ出逢っていない、全てが欲しいと思い、全てを賭けれる女性に…


一番近いのは美里だろう…
どんな理由であれ、私は彼女が好きだったとは思う。


中絶を拒否し、私の子供を産むと祖父の言葉に従い…
一緒に本宅で暮らした半年間、あれはあれで幸せだった・・・今更だが・・・


美里は既に亡く、美里の面影を追っている訳でも無い…


私が本気になれる女性というのは何なのだろうか?


私自身も分からない、何を理想とするのかを…


ただ、この偽りの杉田季永をしている間だけは、心は穏やかだとは思う。



「あんっ! んんっ!」


「はぁ‥凄く良いよ・・」


少々、心にも無い言葉…
挿入してしまえば後は出すだけ…
ただ私の好きに腰を振り、高まる快感と吐き出したい欲望のままに、女性を責め犯し射精する・・


後は‥やはり興味が無い、女性など一夜限りで十分、私を見ているのでは無く、快楽を見ているのだから。


それでも、自由という憩いくらい欲しい…
私だとて人間だ・・・


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