この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第8章 仮面と憩い



「これが完成すれば、目的にグッと近付く事が出来るというのに…」


変わらないクラスター本社、その根底から覆す為には、このプログラムが必要不可欠。



「・・・
あれから9年・・・」


16才で決意して今は25才、それなりに動いたが、気付けば9年という年月が経った。


倉原は‥私が本社を出た後、本社勤務に…
今はエンジニア部課長‥その程度は知っているが・・



「9年‥‥9才‥か‥‥」


すっかり大きくなっただろう…
片腕でも抱けた、あの小さな娘は……


知りたくない訳じゃ無い、敢えて見ない振りをして来た…
倉原に全てを託したのだから、私は関わるべきでは無い‥そう言い聞かせて……



"コンコン"



「・・・っ!!」


「社長、お飲み物を…」


「あ‥ああ、もうそんな時間だったのか・・」


葉山は必ず同じ時間に、飲み物を持って現れる…
という事はプログラムと考え事で、既に数時間経過していたという事。



「ぞうぞ・・・」


「ああ・・・」


「??
どうかなされましたか?」


「何も…
いや、少しか……」


微妙な変化でも、最近の葉山は気付く…
それだけ近くに何時も葉山は居る。



「・・葉山…
弁護士系の伝手を使って、興信所とかに知り合いは居るかね?」


「興信所・・ですか?
数カ所は伝手はありますが、調べものですか社長??」


「まあ・・
少々プライベートだから、外部に漏れたくは無い話かな」


「秘密厳守は興信所の絶対条件です」


「・・・・・そうか」


メモ用紙に、名前と住所を走り書きして葉山に渡す・・



「家族関係を調べて欲しい…
ただし深入りはしない程度、この条件で出来るか?」


「ご希望通りに…」


珍しくの気の迷い…
自分の娘だ、気にならない訳では無いんだ、ただ私自身は動けないだけ。


/256ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ