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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第9章 痛手と餓え



「まあ早乙女専務も…
専務もお酒要りませんか?」


私より本家直系の朔夜叔父に乗り換えたか、見た目より食えない女だ。



「遠慮しとく…
そうやって、前にもやったな?
知らないとでも思っているのかね??」


「・・っ!
それはっ!!」


「毎回連んで、パーティーで引っ掛けているのは知っているんだ…
今度やったら招待は渡らない、そう思った方がいい」


「・・・・・」


なるほど、前科があって朔夜叔父は知っていた訳か、それは飛び込んで来て当たり前。



「行くぞ紀永…」


「ええ・・・」


漸く女性から解放されて一安心‥そう思ったら・・・



「よく聞け…
あの女共は薬を使う、主に媚薬の類らしいが、多分酒に入れられた可能性がある」


「・・・・・」


「素直に病院行っとくか?」


「・・・
それでは私が情けないね、今日は素直にマンションに戻りますよ朔夜叔父」


「意地っぱりだなお前は…
俺が周りを引き付けてやる、照明が暗転したら、その間に会場から抜け出せ……」


「ええ・・・」


朔夜叔父が私から離れ壇上へ…
小さな催し‥そんな事を話しているよう。


その間に、私の方は会場の出入り口まで近付き待機…
無意味に会場から出るよりも、朔夜叔父の策に乗った方が良い。



「・・こういう事か…」


仄かに身体が熱い…


薬‥‥一番厄介な手法、男を堕とすには最適な方法かも知れんが、無い事に私が引っ掛かるとは…


余計な方に気が回り、周囲の警戒を怠った‥
何時もの私なら、こんな事はあり得ない。



(・・まだか‥‥)


朔夜叔父はお祭り好き、こういうパーティーでも、催しと称して何かをやらかす‥これは今に始まった訳ではない。



「・・・・・!!」


朔夜叔父のマイク音声と共に、照明が消えた!


その隙を縫って、私は会場から外へ…
これは本当に不味いかも知れない。


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