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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第10章 拡大と安定



車にガチガチの葉山を置いて行くのは忍びなく、別室で葉山は待機。


私の方は、あらかじめ予約を入れていた客間に通された。



「久しぶりです‥早乙女取締役」


「ああ・・
こうして話すのは何年振りかね、田野倉常務」


立場上、無役でも私の方が立場は上なので上座の方へ、田野倉は何も思わないのか?



「先ずは一杯」


「すまんね」


田野倉に酌をして貰い、酒を傾ける‥
幾ら何でも、この場所で何かする程、田野倉も馬鹿では無いだろう。



「・・近頃、色々と噂は聞いているが?
社内改革でもしたいのかね??」


「話が早いですな取締役は、あまり本社には姿を表さないと言いますのに‥」


「本社に居なくとも話は入る‥
・・それで?
本気で会長に刃向かうつもりかね、勝算は薄いだろう‥それとも勝算があるのか、少々不思議に思っただけだ」


「勝算‥ですか‥‥
取締役は勝算無しと?」


「現状を踏まえた上での判断だが?」


嘘は言ってない‥
現状で考えるならばだが。



「では、取締役が此方に付きませんか?
取締役も会長とは対立している筈・・」


「ほぅ私ね‥
私を取り込んだとて、本社は変わらんよ‥
それは常務も分かっているだろう」


やはりそう来るか、意外にストレートに来た‥
それとも裏があるのか?



「何、本社内は強力な協力者が居るので困らない‥
それよりも、今では半分は取締役が代表の子会社達、そちらの方が利がある‥そう解釈しますがね?」


「・・どちらでも‥」


内外にパイブを作りたい訳か、本当に狸だな。



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