この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い残り火
第8章 第8章
エアコンの効いた店内で、芽衣はおしぼりを手に取った。

「夏休みもずっとバイトなの?」

「まあね、あとは後輩の部活見に行ってる。九月に試合があるからね」
 
「そうらしいね、渋谷も一緒なんでしょ、千紗が言ってた」

「うん、バイトが無いときは殆どそっち」

一馬はいつものように、手を拭いたおしぼりを、たたんでテーブルの端に置く。芽衣はそんな事さえ懐かしく思えた。
デートの誘いを何度か断られ、すっかり気落ちしていた彼女も、千紗がくれた彼の詩のお陰で自信を取り戻していた。

今日のデートも芽衣から誘ったものだった。
「明日の二時頃ならいいよ」と返信を受け取った芽衣は、すぐに街に出掛けた。一馬に制服の自分しか見せていない彼女は、私服姿で驚かせたかったし、なにより褒めて欲しかった。


/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ