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青い残り火
第2章 第2章
「ふふっ、大丈夫、真琴ちゃんにはバレないわよ。それに……、もしバレたとしても平気。彼女、婚約者がいるんだし」
「えっ?」
マジで?
婚約者って……
理恵子の誘いを断る気はなかった一馬だが、今の言葉で気が楽になった。
「ここに私と二人でいても居心地悪そうだし。周りの視線が……、ね?」
「そうですね」
Tシャツにパーカー、ジーンズ姿の一馬と、スリットの入ったベージュのワンピースを着こなす理恵子。隣の席の若い女性三人がちらちらと様子を伺っているのは、二人の会話が聞こえているからに違いなかった。
タクシーの中で手を握ってきた理恵子から、真琴とは違う香りが漂ってくる。
窓の外を眺めるその胸元は谷間が強調され、スリットから覗く太腿にはストッキングの縁をぐるりと飾るレースが見える。
汗ばんできた手を動かすと、彼女は更に指を絡めてきた。それは、これから絡み合う互いの足のように感じられ、一馬の身体に熱がこもった。
予想もしなかった相手との夜に、彼の好奇心は高まるばかりだった。
「えっ?」
マジで?
婚約者って……
理恵子の誘いを断る気はなかった一馬だが、今の言葉で気が楽になった。
「ここに私と二人でいても居心地悪そうだし。周りの視線が……、ね?」
「そうですね」
Tシャツにパーカー、ジーンズ姿の一馬と、スリットの入ったベージュのワンピースを着こなす理恵子。隣の席の若い女性三人がちらちらと様子を伺っているのは、二人の会話が聞こえているからに違いなかった。
タクシーの中で手を握ってきた理恵子から、真琴とは違う香りが漂ってくる。
窓の外を眺めるその胸元は谷間が強調され、スリットから覗く太腿にはストッキングの縁をぐるりと飾るレースが見える。
汗ばんできた手を動かすと、彼女は更に指を絡めてきた。それは、これから絡み合う互いの足のように感じられ、一馬の身体に熱がこもった。
予想もしなかった相手との夜に、彼の好奇心は高まるばかりだった。