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青い残り火
第2章 第2章
テレビの画面では、バッグダンサーを従えた黒人の女性ボーカリストがきれのいいパフォーマンスで聴衆を沸かせている。
「彼女カッコいいでしょ」
ワインボトルとグラスを持ってソファに腰かけてきた理恵子は、揃えた膝先を一馬の足に触れさせた。
「俺もこの人好きです」
「そう、よかった」
部屋の隅に置かれたセミダブルのベッドが一馬を誘っている。
「あんな高いヒールでよく踊れるわよね」
グラスにワインを注ぎ「君も飲む?」と小首をかしげた。
「いえ、止めときます」
「未成年だものね、ふふっ」
理恵子は目を閉じ、喉に赤い液体を流し込んだ。
「大丈夫ですか?さっきからだいぶ飲んでますよ」
「ふふっ、平気よ」
そう言ってふらりと立ちあがると一馬に背中を向けた。
「ねぇ、ファスナー下ろしてもらえる?」
「は、はい」
髪を上げた時に見えた白いうなじが、彼の鼓動を加速させた。
「彼女カッコいいでしょ」
ワインボトルとグラスを持ってソファに腰かけてきた理恵子は、揃えた膝先を一馬の足に触れさせた。
「俺もこの人好きです」
「そう、よかった」
部屋の隅に置かれたセミダブルのベッドが一馬を誘っている。
「あんな高いヒールでよく踊れるわよね」
グラスにワインを注ぎ「君も飲む?」と小首をかしげた。
「いえ、止めときます」
「未成年だものね、ふふっ」
理恵子は目を閉じ、喉に赤い液体を流し込んだ。
「大丈夫ですか?さっきからだいぶ飲んでますよ」
「ふふっ、平気よ」
そう言ってふらりと立ちあがると一馬に背中を向けた。
「ねぇ、ファスナー下ろしてもらえる?」
「は、はい」
髪を上げた時に見えた白いうなじが、彼の鼓動を加速させた。