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青い残り火
第2章 第2章
その指先は縦にゆっくりと動き、赤い布の向こう側で開く花弁を想像させる。ごくりと喉を鳴らす一馬に再び「だめよ、まだ」と女が頬笑んだ。

彼の頭から真琴は追い出された。芽衣は最初からいなかった。

小刻みに動く指は時に円を描き、喘ぎ声と共に激しくなっていく。ショーツの色は濃く染め広がり、擦れた水音はテレビの絶叫よりも耳に刺さってくる。

「あっ……あぁん……」

理恵子の痴態に目を見張りながらも抑えが効かなくなり、彼はそこを隠し続ける邪魔な覆いに指を掛けると、ぐいと真横に引っ張った。

「ああ……だめ、だめよ……見てはだめ」

けれどその膝は閉じるどころか更に開く。女は両手を使い、陰部に貼りついた繁みを左右に分けて、その奥に隠れていた亀裂までも開いて見せた。

「あぁ……理恵子さん、凄い……」

「触って……」

一馬は濡れて蠢く空洞に指を差し込んだ。

「あ……、あぁ……、もっと……そう、奥まで……あっ……」

冷えていた指は熱い壁に包まれ、ぬめりに導かれながら深い女陰を探り続ける。

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