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青い残り火
第11章 第11章
内側へと動く舌先は、脚のつけ根まで来て引き返し、伸ばした膝の裏側、脹ら脛をも愛でる。そして休むことなくもう片方の足の脹ら脛から内腿へと這い上っていき、白い覆いの下へ隠れた。
布一枚を隔て、そこで何が行われているのかを想像するのは容易かった。
違う……辞書じゃない
幸か不幸か、女は肩の辺りから上が、白い彫像の陰に隠れていた。
布がふわりと掛け直され、魅惑的な足が視界から消えても、開いた膝の谷間で、上下に、そして前後に蠢いているのは男の頭だと想像できる。
物音ひとつない空間で、白い塊は動き続ける。その足が震え、女が仰け反った。膝頭が真横に大きく開くと、男が下から尻を支えて視姦する形をなした。
床を掴む女の両足が目の前に晒され、細い足首から膝までが露出した。
羞恥心と自尊心を捨て去る儀式のように、女の腰が妖しくくねった。
……っ……
そこは、牝の匂いを放つ愛液で満ちている筈だ。男の目を惹きつける小さな羽は開いているだろうか。瑞々しく艶めくあの窪みは、すぼんだり緩んだりして誘いをかけているだろうか。
布一枚を隔て、そこで何が行われているのかを想像するのは容易かった。
違う……辞書じゃない
幸か不幸か、女は肩の辺りから上が、白い彫像の陰に隠れていた。
布がふわりと掛け直され、魅惑的な足が視界から消えても、開いた膝の谷間で、上下に、そして前後に蠢いているのは男の頭だと想像できる。
物音ひとつない空間で、白い塊は動き続ける。その足が震え、女が仰け反った。膝頭が真横に大きく開くと、男が下から尻を支えて視姦する形をなした。
床を掴む女の両足が目の前に晒され、細い足首から膝までが露出した。
羞恥心と自尊心を捨て去る儀式のように、女の腰が妖しくくねった。
……っ……
そこは、牝の匂いを放つ愛液で満ちている筈だ。男の目を惹きつける小さな羽は開いているだろうか。瑞々しく艶めくあの窪みは、すぼんだり緩んだりして誘いをかけているだろうか。