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青い残り火
第11章 第11章
「芽衣のやった事は良くないけど、その気持ちはちょっとわかるな。……やっぱこの事は知らないふりしていよう、芽衣ってプライド高いし。……怒りに任せてやったんだよきっと。ねえ、これから何が起こってもここだけの秘密にしようよ」
千紗の言葉に三人は頷いた。
「六人で映画行く計画はなくなったな」
「はぁー、人の心なんて分からないもんだね」
桃香が冷たい目で一馬を見た。
「あ、あんまり一馬を責めるなよ」
「私、芽衣が羨ましかったのに……」
「桃香」
千紗が慌てて名を呼んだ。
「あ、違うよ、ははっ、お似合いの二人っていう意味だよ」
「だよなー。俺も羨ましかった」
呑気な鈴木の物言いに、桃香と千紗は笑いを堪えた。
「その点友達だと別れがなくていいよな。卒業しようが結婚しようが、たとえ離れても一生友達だもんな」
「鈴木」
千紗が今度は鈴木を呼んだ。
「あ、いや桃香と俺は絶対別れないぞ」
桃香の頬がまた赤くなった。
千紗の言葉に三人は頷いた。
「六人で映画行く計画はなくなったな」
「はぁー、人の心なんて分からないもんだね」
桃香が冷たい目で一馬を見た。
「あ、あんまり一馬を責めるなよ」
「私、芽衣が羨ましかったのに……」
「桃香」
千紗が慌てて名を呼んだ。
「あ、違うよ、ははっ、お似合いの二人っていう意味だよ」
「だよなー。俺も羨ましかった」
呑気な鈴木の物言いに、桃香と千紗は笑いを堪えた。
「その点友達だと別れがなくていいよな。卒業しようが結婚しようが、たとえ離れても一生友達だもんな」
「鈴木」
千紗が今度は鈴木を呼んだ。
「あ、いや桃香と俺は絶対別れないぞ」
桃香の頬がまた赤くなった。