この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い残り火
第14章 最終章
「あいつ、浮気がバレてふられたんだよ。でも千紗ちゃんはそれ以来仕事に邁進して昇進したらしいよ、今や部下が十五名。彼氏は取引先のイケメン。で、渋谷は家を継ぐ決心をして一級建築士になったけど彼女募集中」

「いろいろあるのねぇ」

総子が知りたいのは友達の事ではなかった。案の定、話のついでを装って「ところであなたは?」と、静かにカップを置いた。

「俺?」

「女の子を待たせるのは良くないわよ、もう三十なんだし、付き合って何年だっけ、そろそろ二年?」

「うん、今度プロポーズしようと思う」

「そう、彼女なら間違いないわ。しっかり者だしあなたにぴったり」

「うん」

隣の席の二人連れにチョコレートパフェが運ばれてきた。緊張気味に会話する二人はどうみても高校生で、付き合って間もない感じが伝わってくる。

芽衣もパフェが好きだったな

過去の二人がそこに座っている。真面目な芽衣と、いい加減で薄っぺらな自分がそこに座っていた。








/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ