この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い残り火
第4章 第4章
「わはははは、この卑怯者~、水も滴るいい男にしてやるぜ」

渋谷はホースの先を指でつぶして勢いをつけ、逃げる一馬を放水で追いかけた。

「わー、やめろー」

「ひゃははは……俺様の妬み攻撃をうけてみろー」

渋谷はホースを左右に振ってSの字の水を撒き散らす。

「きゃ……」

「あ……」

校舎に逃げ込もうとした一馬を追って向けられた水が、運悪くそこから出てきた人影にばしゃりと降り掛かかった。

「うわ、やばっ……辞書だ」

渋谷は慌てて水を止め「すみませーん」と言いながら踵を返して体育館の方向へ逃げていく。

「お、おい待てよ渋……」

立ち止まって動かない西崎澪の背中がそこにあった。

ちっ、また面倒が増えた
しかも最悪の相手

一人逃げ遅れた一馬は「あのう、大丈夫ですか?」と小さく言いながら西崎の前にまわった。


/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ