この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い残り火
第4章 第4章
金曜の居酒屋は、仕事帰りのサラリーマンや学生で賑わっていた。

「なんなのあのおばさん達、さっきから一馬をちらちら見てさ、前からそうだったんだよね、あーやだやだ」

久しぶりに姿を見せた真琴と理恵子に、二十歳の美弥は苛立ちを隠さない。以前は口にすることのなかった女性客の悪口を、わざわざ一馬にぷつけてくるようになった。

なんなんだよいったい
めんどくせぇな……

店の客席に仕切りはあるものの扉はなく、おまけに真琴達のいる席は店員が料理を運び出すカウンターからよく見えた。

呼び出しブザーに手を伸ばす度に、一馬を見て手を振る真琴。美弥はすかさず「はーい、ただ今参りまーす」と言って注文を取りに行った。

一馬がほかのテーブルに料理を運び、追加の注文を受けていると入口から客が入って来た。

「いらっしゃいませ、何名様ですか?」

「いやー、急に降ってきたねー。あ、三人ね、禁煙室で」

「かしこまりました、こちらにどうぞ」


/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ