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青い残り火
第5章 第5章
「はぁ? 未成年?」
ますます強張っていく真琴の顔に、言葉を無くした男の手が飛んだ。
「きゃ……」
「はっ、君はただのおもちゃか、さっさと帰れ!」
「は、はいっ、すみませんでした!」
そそくさとベッドを飛び下りた一馬は、脱ぎ捨てた服を掴んでリビングへと逃げる。
「あの子ね、理恵子が裏切ったのねっ!」
再び頬を打つ音が響いた。
「彼女は関係ない! 裏切っただって? 裏切ったのは僕達だろっ、いや、僕だ……、馬鹿なことをした、馬鹿なことを……くそっ!」
下着を穿き忘れた一馬はジーンズのポケットにそれを詰め込んだ。
「この映像は証拠として弁護士に提出する。式場はキャンセルしてくれ。君にもご両親にも近く内容証明が届くはずだから、いずれ話し合いの場が持たれるだろう。弁護士がこの証拠を開示するし、慰謝料も請求するよ。仲人をお願いしている本店の部長にも全てを見せて納得してもらうしかないね」
ますます強張っていく真琴の顔に、言葉を無くした男の手が飛んだ。
「きゃ……」
「はっ、君はただのおもちゃか、さっさと帰れ!」
「は、はいっ、すみませんでした!」
そそくさとベッドを飛び下りた一馬は、脱ぎ捨てた服を掴んでリビングへと逃げる。
「あの子ね、理恵子が裏切ったのねっ!」
再び頬を打つ音が響いた。
「彼女は関係ない! 裏切っただって? 裏切ったのは僕達だろっ、いや、僕だ……、馬鹿なことをした、馬鹿なことを……くそっ!」
下着を穿き忘れた一馬はジーンズのポケットにそれを詰め込んだ。
「この映像は証拠として弁護士に提出する。式場はキャンセルしてくれ。君にもご両親にも近く内容証明が届くはずだから、いずれ話し合いの場が持たれるだろう。弁護士がこの証拠を開示するし、慰謝料も請求するよ。仲人をお願いしている本店の部長にも全てを見せて納得してもらうしかないね」