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青い残り火
第7章 第7章
美弥は体育座りのまま、怒りを堪えた目で一馬を見た。

「ずっと疑問だったけど、はじめから好きじゃなかったよね、私のこと。特別でも何でもなかったもんね」

付き合って欲しいと言うから、了解しただけじゃないか──

反論すればややこしい事になりそうだと思った一馬は、否定も肯定もしない作戦でいこうと決めた。

「私はいつも一馬のこと考えてたし、バイト中も大学でもずっと気になってた。女性客の態度にイラついたりさ。でも、一馬って、私が見つめてても何も感じてなかったよね。気付かないんだもんね。知らないでしょ、私、いつも凄く淋しくて惨めだった。だって好きなんだもん」

「……」

「でもね、一緒に帰れたし、ここでエッチしたし、私は特別な存在なんだと思ってた。でもさ、なんなの? 私はティッシュじゃないのよ」

「ティッシュ?」

きょとんとした一馬の顔に美弥の怒りが爆発した。

「私は一馬の性欲の捨て場所じゃないのよ! 一人でヤれば? 誰も傷つけないし」


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