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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
巨大な波にも竜巻にも似た、暴力的でもある快感。でもその中にある幸福感は、世界中の花をむしってかき混ぜたような、鮮烈なものだった。
鮮やか過ぎて、白い。
神依は声すら出せずその真白の迸りに呑まれ、絶頂を迎えた。
***
「──ああ──……はぁ……っ、はぁ……」
そうして真っ白に染まってしまった頭の中が色を取り戻し始めた頃、ようやく指先での戒めが解かれる。
ずっと束縛されて甘い悪戯に晒されていた虜囚、可哀想で幸せな二つの胸のつぼみは未だにじんじんと疼く。
そこを解放した男の手は乱れた衣を舟に敷き直すと、力の入らない体を支えてそっと寝かせてくれた。無防備なまま艶絵を描かれていた背も、それでやっと安心する。
白砂の浜で味わった時以上の、繚乱する快感。声を出すのさえ億劫で、なのに、その倦怠感はどうしようもなく心地好くて、幸せなものだった。
ぼうっとした視界に映る褪せた空。それがふっと人型に翳ると、上から熱っぽく潤んだ眼差しが降り注いだ。自分の痴態を嘲笑うでもなく、とろけた顔も、上下の唇を結ぶだらしない水の糸も、嬉しそうにその目は味わっている。
鮮やか過ぎて、白い。
神依は声すら出せずその真白の迸りに呑まれ、絶頂を迎えた。
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「──ああ──……はぁ……っ、はぁ……」
そうして真っ白に染まってしまった頭の中が色を取り戻し始めた頃、ようやく指先での戒めが解かれる。
ずっと束縛されて甘い悪戯に晒されていた虜囚、可哀想で幸せな二つの胸のつぼみは未だにじんじんと疼く。
そこを解放した男の手は乱れた衣を舟に敷き直すと、力の入らない体を支えてそっと寝かせてくれた。無防備なまま艶絵を描かれていた背も、それでやっと安心する。
白砂の浜で味わった時以上の、繚乱する快感。声を出すのさえ億劫で、なのに、その倦怠感はどうしようもなく心地好くて、幸せなものだった。
ぼうっとした視界に映る褪せた空。それがふっと人型に翳ると、上から熱っぽく潤んだ眼差しが降り注いだ。自分の痴態を嘲笑うでもなく、とろけた顔も、上下の唇を結ぶだらしない水の糸も、嬉しそうにその目は味わっている。

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