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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第23章 天地開闢
自分の手がどちらを叶えようとしているかは分からなかったが、男の舌はその手に応えるように更に動きを増した。
「あぁ、中……熱い。きもちいぃ……っ」
引き絞った声で、たどたどしく紡がれた言葉だけが、日嗣には真実に聞こえる。無意識に煽られているようで、日嗣はおもむろに舌を引き抜くと再び顔を上げた。
そのまま半身を起こして女の腰を自らに引き寄せれば、艶っぽくうるみを帯びた瞳がじっと見つめ返してきた。その眼差しを正面から受け止めて、日嗣は自らの纏いをゆっくりと解いていく。
適当に髪をまとめていた紐をほどき、柔い手に乱された衣をはだけ、帯紐を緩める。湯を浴びても焼き千切られた髪はまだ厭な臭いがした。それでも嫌な顔ひとつせず、自分のものの方を気にして恥じらっていた女がいじらしい。
今こそ、男として成り余ったものを、女として成り足りないところへ差し塞いで──そうして互いに最も深い場所で、この女と繋がりたかった。脈々と流れる命の鼓動を、感じたかった。
「さっき……」
「え?」
「傷の手当てをしてくれた時、何を考えていた? ……今度は、しっかり見ていろ」
「う……」
「あぁ、中……熱い。きもちいぃ……っ」
引き絞った声で、たどたどしく紡がれた言葉だけが、日嗣には真実に聞こえる。無意識に煽られているようで、日嗣はおもむろに舌を引き抜くと再び顔を上げた。
そのまま半身を起こして女の腰を自らに引き寄せれば、艶っぽくうるみを帯びた瞳がじっと見つめ返してきた。その眼差しを正面から受け止めて、日嗣は自らの纏いをゆっくりと解いていく。
適当に髪をまとめていた紐をほどき、柔い手に乱された衣をはだけ、帯紐を緩める。湯を浴びても焼き千切られた髪はまだ厭な臭いがした。それでも嫌な顔ひとつせず、自分のものの方を気にして恥じらっていた女がいじらしい。
今こそ、男として成り余ったものを、女として成り足りないところへ差し塞いで──そうして互いに最も深い場所で、この女と繋がりたかった。脈々と流れる命の鼓動を、感じたかった。
「さっき……」
「え?」
「傷の手当てをしてくれた時、何を考えていた? ……今度は、しっかり見ていろ」
「う……」

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