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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~
第24章 稲依姫
 「──それより、準備は順調ですか?」
「ああ。最後の打ち合わせも済ませたし、夕までは一息つけるだろう。夜は俺も久々に重い衣を着させられるからな──その前に、お前の緩んだ顔を見ながらのんびりしたい」
「ふふ、して下さい」
甘えるように肩に頭を置かれ、神依もそれに頬を寄せる。いつかと同じようで、ほんの少し違う。
 日嗣はそれに笑みを深めると、そのまま耳や頬に軽く口付けた。
「やぁ、もう──日嗣様!」
「菓子よりお前の方が、甘くて美味そうな匂いがするんだ」
「またすぐそういう変なこと言う──あ、そっか。美味しそうってお弁当ですね。ちょっと待って下さい」
「……ああ、お前はやっぱり色気より食い気か」
身をよじって逃げようとする神依の頬をむにゅりと片方つねってやれば、神依はそれも嬉しそうに気の抜けた笑い声を漏らす。どうやら上手くあしらわれたらしい。
 だがそんな些細なことにさえ、好きだな……と感じてしまう自分も、もう大概な気がした。ただ楽しくて、気持ちが踊る。
 椀を置きいそいそと包みを解く手にも同じような感情が見て取れて、日嗣の口元もまたついつい緩んでしまっていた。
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