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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~(おしらせあり)
第2章 神隠しの行く末
それに気を良くしたのかどうか知れないが、一匹の蛇が歪んだ口をかぱぁっと開き細く長い舌を出して悪戯に少女の肌をくすぐり始めた。するとそれに倣うように、他のものも舌を伸ばしてくる。
『ひ……っ、……う、うぅ……っ』
口からは皮膚と同じようにとろみを帯びた粘液が溢れ、舌が動く度にぺちゃぺちゃといやらしい水音がした。髪にまで細い糸が引き、羞恥と相まって一層惨めな気持ちになる。
気持ち悪い。気色が悪い。頭ではそう思っている。
しかし足の裏から指の一本一本までちろちろと丹念にねぶられ、膝から腿に、腹から背にと──嫌でも焦燥を感じてしまう場所をその赤い舌と小さな手足に弄ばれて、少女の体は少女の意思に反し、それこそ蛇のように妖しくくねり腰を跳ね上げては、見世物のように淫らな舞を披露していた。
『──いや、やめて……、私……、本当に嫌なの……。……嫌なのに……ッ! ──あんっ!』
何とか振り払おうと、理性と力を振り絞って自由に動かぬ体を揺らしてみるが、その時運悪く一匹の蛇の手が乳房の上で色付く小さな花芽を掠めてしまった。
『ひ……っ、……う、うぅ……っ』
口からは皮膚と同じようにとろみを帯びた粘液が溢れ、舌が動く度にぺちゃぺちゃといやらしい水音がした。髪にまで細い糸が引き、羞恥と相まって一層惨めな気持ちになる。
気持ち悪い。気色が悪い。頭ではそう思っている。
しかし足の裏から指の一本一本までちろちろと丹念にねぶられ、膝から腿に、腹から背にと──嫌でも焦燥を感じてしまう場所をその赤い舌と小さな手足に弄ばれて、少女の体は少女の意思に反し、それこそ蛇のように妖しくくねり腰を跳ね上げては、見世物のように淫らな舞を披露していた。
『──いや、やめて……、私……、本当に嫌なの……。……嫌なのに……ッ! ──あんっ!』
何とか振り払おうと、理性と力を振り絞って自由に動かぬ体を揺らしてみるが、その時運悪く一匹の蛇の手が乳房の上で色付く小さな花芽を掠めてしまった。