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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第7章 恋愛倦怠期
「そんに簡単に家出なんてしないから」アハハ…
そんな笑うなよ!マジで焦ったんだけど…
「ウフッ、そっか、ごめんね」
「鏡也君、ご飯食べてないんだよね?」
もちろん喰ってね~よ。
葉瑠が作ってくれてるって思ってたんだから…
でもいいよお茶漬けで……
早く済ませて風呂に入りたいから…
「葉瑠、風呂は一緒に入るだろ?」うん入るよ!
ザバーン………
「葉瑠…おいで」うん。。
葉瑠が背中を向けて脚の間に入ってくる。
俺は葉瑠を抱えて肩に顎を乗せた……
いつもの体勢……
向かい合うのもいいけど、こうやって後ろから抱えられんのが好きなんだって!
「はぁ~楽ちん」クスツ…
俺の手を取ってわざわざ腹に廻してくるから可愛いわ。
「久しぶりだな、一緒に風呂入んの」
「そぅだね…クスッ…」
この前は喧嘩して1人で入らされたから…
出掛ける前に喧嘩なんてするもんじゃないな。
やっぱこうでなきゃな!
葉瑠のいる我が家が一番落ち着くよ。
こうやって葉瑠を後ろから抱えて湯船に浸かって漸くリラックス。
「はるぅ~」な~に?
名前を呼ぶと振り返ってにっこり笑ってくれるから疲れなんて吹っ飛ぶわ。
「そう言えば、洋子さんと何の話をしてきたの?」
2人で出掛けるなんて珍しいじゃん。
「えっと…うん、ちょっとね─」
なに、なんかあった?
ブンブン「え?ううん、何でもないよ!アハハ」
一瞬、眼が泳いだぞ。
まさか俺らの悪口か?
この前のケンカの話で盛り上がったとか
「教えて」
「な・い・しょ」
なんだよ益々気になるだろ
「なにもないったら」クスクス