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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第1章 寒くて熱い夜
ところで葉瑠?
へ?な~に?
呼ばれて鏡也君を見上げると
「この格好すげ~エロいんだけど」
え?あっ鏡也君がやったんでしょ?
キャミソールがはだけて片方の胸が飛び出しそう。
あっだめ、お触り禁止します。
ペシッ…「痛って」
「禁止は無しでお願いします。触らせて」ウフフ
キャハハ─「だ~め」
両手で胸を隠して抵抗してみるけど鏡也君には逆効果だった…
隠すとよけい興奮するんだって!
私の気を逸らすのが上手くて、普通の会話をしながら手の隙間をぬって揉み上げてくる。
「葉瑠─彩ちゃんってどんな子?」
彩ちゃん?えっと~
彩芽(あやめ)ちゃんって言って─あっ、支店で同期の子…だった、の。
凄く…しっかりして、て…はぁ、きょうゃ、くん…待って、
「うん、それで?──教えて?」
えっとぉ、仕事も完璧……こなしちゃう、頼れる、子、だよ。
ドジな私を─いっつも……フォローして、くれて…お姉ちゃん─みたいなの!
…アン、鏡也君…聞いてる?
「うん聞いてるよ」─チュッ。
ほんとに?聞いてるの鏡也君…
「葉瑠─おいで!」
顔を上げると私を見つめる鏡也君と視線が絡む。
私を抱き起こして膝に座れって!
「葉瑠の周りはみんなしっかりしてるんだな?」
…そうだね!え?
それはどういう意味──
それって逆に私だけしっかりしてないって言いたいの?
「そうじゃないよ。女の子はちょっと抜けてるくらいが可愛いんだよ」
抜けてるって、やっぱり私が「葉瑠?黙って」
「ぅん、んっ、う~んんっ」
鏡也君が〝教えて〟って言うから話してるのに