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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①

「俺がいなくなったらまた探すんでしょう」
「……///……グス…」

「あっ、もう少しだけ探そ?手伝うから、泣かないで…ね?」
そういって頭を撫でるから……

グスン……「……ウッ、ヒックッ」
こんな年下の男の子の言葉に思わず泣いちゃった

──////
はぁ~!!

「嘘じゃないの、いいからって断ったのに─」

わかったよ。信じるから──
まだ泣いてたって事は見つから無かったんだな

「いったい何を探してたの?」えっと、その……

なかなか言わないから暫く葉瑠を見ていたんだけど…ナゼか両手を後ろへ隠す。

ん?「葉瑠……手出して」
「………ウッ…」どした?

ゆっくり手を前に……んっ!
グスッ「ごめんね、無くしちゃった」

それで、困って探しに行ったのか……
「いろんなとこ、探したんだけど…無いの、ヒックッ」

そうか、きっと葉瑠の事だから焦って必死に探したんだろうな。
「そんなのまた買えばいいよ」
「でも……グスッ、お揃いなのに、ごめんなさい」

いいよそんなの。
葉瑠に何もなくて良かったよ。

「おいで」
手を拡げると飛び込んでくる!
葉瑠を抱き締め背中を擦ってやった。

「起こせば良かったのに……」
ブンブン「疲れてたでしょ、それにすぐに見つかると思ったから……」

いくらそれを葉瑠に言ったって、絶対俺に遠慮する。
それがめちゃめちゃ可愛いとこなんだけど

でも…それが、かえって心配。
その男の子がたまたまいい奴だっただけて、悪い事考える奴もいるから……

考えたら恐ろしいよ。
今まで何も無かったのが奇跡だわ

出来ることなら箱に入れてしまっときたいよ。

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