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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①

「プールに落ちたのかも、鏡也君…明日─」
「分かってる。一緒に探そうな」

うん。ニコッ
フッ……いつになったら俺は安心出来るんだ?

抱きしめた腕を緩めて頬を撫で顔を近付けた!


「ちょっと」
へ?あっ……洋子さん。まだいたんだ…

「二人とも私がいること忘れてたでしょ?」

今葉瑠しか眼に入ってなかったわ。
キスするとこだった!

「私の早とちりだったみたいね、悪かったわ」

洋子さん頼むよ…
でも良かった、何もなくて!

もしかして誰かが拾ってるかも、後でフロントに聞いてみよう。

葉瑠、ブレスレットの事はひとまず忘れよう。
せっかくの温泉だ、楽しまなきゃ!

「さぁじゃ、お風呂行くわよ。鏡也君、葉瑠ちゃんが攫われないように気を付けてよ」

洋子さんは捨て台詞を残し部屋を出ていった!

「やだ洋子さん脅かして」アハハハ
「葉瑠」………はぃ。

「もうひとりで行くなよ、葉瑠に何かあったら俺どうしていいか分かんないよ」
約束な!

「ごめんね……大好き」ニコッ

あのな~!今そんな事言われたらさぁ…

さっきまで泣きべそかいてたのに切り替え早過ぎじゃね?

はぁ~。
俺っていつもこの笑顔に負けちゃうんだよ。

「鏡也君…疲れ取れた?お風呂行こ」

クスッ、あ~そうだな。じゃ行こうか
早く行かないとまた洋子さんが来るかもしれないからな。

ウフッ、うん!

あっ待って、さっき洋子さんがいて出来なかったからキスしてからにしよ。いい?

うん。クスッ

……コンコン コンコン
〝なにやってるの~行くわよ~〟あっ……

クスクス 早過ぎじゃん!「は~い待って」

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