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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①
ギュッ、鏡也君に抱きついて…顔を擦り付けた。
「……葉瑠、嬉しいんだけどみんな見てる」
ハッ、ごめん嬉しくて──ありがと鏡也君…
クスッ「ほらっ葉瑠、食べよ腹減った」
グスッ…うん!
…じゃ改めて4人で「乾杯」
「はぁ~うまい」うん美味しい!
温泉で火照った身体に冷たい生ビールが美味しいね
「しかし凄いなこのテーブル。欲張りすぎだろ…こんなに食べれるか?」
これくらい食べれるでしょ?
「残ったら、葉瑠ちゃんが責任持って食えよ」
「え~ヒロちゃん食べてよ」
ここはお店じゃないんだから…ヒロちゃんは何にもしなくてもいいんだよ…たくさん食べてよ!
ブレスレットの件でみんなを騒がせちゃったし…
なくなったら私がすぐ持ってくるからね!
「そうよゆっくりしましょ!旅行なんて何年ぶりかしらね……」
そうだった!ヒロちゃんと洋子さんには昔を思い出して貰わなきゃ。
「葉瑠、飲も」うんありがと。
温泉に美味しい食事…
私も心配事が無くなってお酒が進んじゃう。
楽しいね鏡也君…
隣にいる鏡也君と眼が合って…にっこり。
テーブルの下で手を繋いだりなんかして…ウフフ
「葉瑠ちゃん、ご機嫌だな」
うん、だって大好きな人達と旅行に来てるんだから
嬉しいに決まってるよ。
そしたら洋子さんが…
相変わらず仲が良くて羨ましいって!
え?……なんで?
「雰囲気で分かるわよ、手…繋いでるでしょ」
え?パッ─すぐに手を離して苦笑い。
「よくそうやって人前でイチャイチャ出来るな」
アハハ…「カクテル飲もっかな、取ってこよ」
恥ずかしくて逃げるように席を立った。