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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第9章 癒されたい!恋のバカンス②

葉瑠─空気読もっか?
ヒロちゃんは苦笑い!
「二人とも~プール行きますよ~♪」
浮き輪を抱えて歩き出す葉瑠の後ろ姿を見て、ヒロちゃんがため息をついた。
「俺、一人でムキになってバカみたいだな」
ヒロちゃんの呟きに納得。
それは同感です。
クスッ…天然な葉瑠だから
勘弁してやって!
───//
暫く遊ぶとさすがに疲れてきた。
「葉瑠、ちょっと休も」
プールを出て俺達は少休憩……
「ヒロちゃん楽しそうだね」まったくな。
寝転んでるだけかと思ったけど…
今も洋子さんとビーチボールで遊んでるし
リゾートを満喫してんじゃん。
「あのね…ウフフ、昨日洋子さん達…二人でお部屋のお風呂に入ったみたいだよ。洋子さんから聞いちゃった♪」
うっそ。
一人でゆっくり─とか言ってたのに?
よし後でからかってやろ。
「鏡也君…この話はヒロちゃんには内緒だよ」
ククッ、なんで~言うに決まってるだろ。
いつも俺がからかわれてるんだから……
葉瑠は洋子さんに口止めされたらしい…
昨日は葉瑠の攻撃にまんまと嵌まったからな!
その気になったか?ヒロちゃん。
(洋子さんもそろそろ子供欲しいんだって)
(へ?洋子…そうなのか?)
(ちょっと葉瑠ちゃん)
(言ってたよね♪もう歳だしって!)
(考えが変わったんだよね~洋子さん♪)
ククッ、笑える!
「鏡也君…わかった?な・い・しょ」
え~つまんね~じゃん。
「絶対言わないでね!いい?私が洋子さんに叱られちゃう」
チッ─へいへい、分かりましたよ。

