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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第9章 癒されたい!恋のバカンス②
眼が覚めたら葉瑠は怒るかも!
俺を止めようと何度も肩を叩かれたのに唇を塞いだまま気を失うまで激しく攻めたから──
「ン……ぅ、ン…」あっ葉瑠─起きた?
「はるぅ、起きれる?」……………zzz…!!
ダメか。
ツンツン──フッ、頬をツツいても…身体を指で撫でても全然起きね~わ。
可愛い顔して……「ン………ダメェ、ン…zzz」
何の夢見てるんだか、ダメって!
夢に中でもエロい事してたりして
葉瑠の寝顔を眺めながら、いつだったかヒロちゃんに言われた言葉が頭に浮かんできた。
───///
「お前さぁ、葉瑠ちゃんはそりゃ可愛いさ、でも毎日一緒にいれば…新鮮じゃ無くなるだろ?よくそうやってイチャイチャできるよな?」
今までの俺を知ってるから…不思議でしょうがないらし。
別にイチャついてるつもりはないけど、みんなにはそう見えるらしい。
自分でも不思議だよ。
なんでこんなに葉瑠に嵌まったのかな?
全然…飽きないんだから。
きっとみんなにもそう想える人がどこかにいるんだよ、俺らはそれに気づいただけ……なんてな!
クスッ……アホだな俺!
「何ニヤニヤしてるの?」え?あっ葉瑠─
クリクリの丸い眼で下から俺を見上げてる。
「俺ニヤついてた?」
ウフッ、うん!
葉瑠こそ何の夢見てた?
(ダメって!)エロい声出してたけど──
うそっ。
──ほんと!
何を思い出したのか、急に顔が赤くなった。
「教えて」
「ダメ」─クスッ…─ケチ‼
さてもう起きなきゃ…
全然起きないから朝食の時間は終わっちゃったぞ
「え~‼」仕方ないだろ?
パン1個拝借してきたからこれで我慢な。