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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第11章 最強のライバル
え?私だったら……「寝れない、かな?」
アハハ──だろ?
「そしたらヤル事はひとつだろ?」
わ、わかったから…もうやめてよ!
ダメだよ、想像しちゃうから──
「スケベだなぁ葉瑠は、人のエッチを想像して赤くなって」
だって鏡也君が変なこと言うからでしょ?
〝だから、な?俺達だっていいじゃん〟
さっきまでふざけてたのに…急に真面目な顔して私に被さってくる…
「はる?」な~に?
私を呼ぶその声が優しくてキュンってする。
「──呼んだだけ」もうっ!フフッ
「キャハ─やだ、くすぐったい!」
シー!「蒼士が起きちゃうだろ?…」
だって…しょうがないでしょ。
気を抜いてる時に首を舐めたりするから
それに……
さっきは蒼くんは起きないって言わなかった?─
クスッ…「そうだった!アハハ」
「ねぇ鏡也君、ホントに「葉瑠、静かに」でも…
「黙って!」
唇に人差し指を押し付け、真剣な顔で私を見つめてくる。
そっと唇から指を離し今度は髪を優しく撫でるから…
まるで魔法にでも掛けられたみたいに動けなくなった。
髪の毛に神経があるみたい……
くすぐったいけど、気持ちイイ。
「ハア…ンンンン…」
クスッ…「もう感じてるの?」
わ、かんなぃけど…
鏡也君の手が髪を撫でるたびに身体が熱くなるの
優しく微笑むその瞳に吸い込まれるみたい…
何度も見てるのにやっはりドキドキしてなんだか切なくなる。
「クス、葉瑠かわいぃ」
鏡也君の渇いた唇が頬に触れ、顔の上を滑るように移動する……
「んっ~ん」クスッ
唇を避けてそのまま首筋に──んっ~!
ダメなのに、気持ちいい。