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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第12章 過保護な彼氏
.:*:・'°☆
最初はね?人を雇うつもりだったみたい。
それで少し揉めたらしいけど。

「洋子さんは男の子のバイトにしたかったみたい……女の子じゃ時間も限られるし…」

「洋子さんは女の子だと別の意味で心配だったんじゃね~の」ニヤッ

別の意味?
鏡也君がニヤニヤしてる…

「ヒロちゃんと2人だけになるわけだし」

そっか……え?
洋子さんのヤキモチって事?

「何か言った?鏡也君…」
「うわっ!?洋子さん、」

私達の話が聞こえたみたい。
さっきまでカウンターにいたのに─
いつの間にか後ろにいてビックリした。
「いや、別に、アハハ」

ウフフ
そっか~洋子さんのヤキモチか
ヒロちゃん男前だし、それは心配だよね!


ヒロちゃんが洋子さんを見てる。
─その眼がね──
凄く優しくていつものヒロちゃんと違うの。

2人とも見つめ合っちゃって…
やだ、私が恥ずかしい!

ツンツン〝なんで、葉瑠が赤くなってんの?〟
鏡也君につつかれた…

だって!洋子さん可愛くない?フフフ
〝洋子さんも女子だったか〟

「ヒロちゃん!俺らの前でイチャつくのやめて葉瑠が興奮しちゃうから」
え?鏡也君…なに言って……
そうやって、私を弄らないでよ。

「いや、お前らには負けるわ」
「そうよ…どこ見ていいか困る時あるから」

「そうか?普通だよな葉瑠」グイッ、
あっ!ちょっと……

鏡也君もふざけて私の腰を引き寄せるから……
よろけて抱きついたみたいになっちゃった。

胸に手を付いて顔を上げると、すく目の前に鏡也君の顔……ん?……慌てて鏡也君から離れた…

「お前ら、いい加減にしろ」…アハハ…

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